ゴミ屋敷は一般的な住居と比べて、火事が起こりやすいといわれています。特に放火のターゲットとなりやすいこともあり、近隣にゴミ屋敷がある方は火事の心配をしている方も多いようです。
そこで、今回は、ゴミ屋敷に潜む火災リスクや火災予防、対処法等について詳しくご紹介いたします。
火事は「起きてしまってからでは遅い」のが現実です。今できることをしっかり行い、できればゴミ屋敷の住人と共に、火災の予防を行うようにして下さい。
今、ゴミ屋敷が危ない!ゴミ屋敷に潜む火災リスクで最も大きいのは放火!?
ゴミ屋敷で起こる火災で、最も多い原因とされているのが、放火による火災です。「平成25年(1月〜12月)における火災の状況(確定値)」より抜粋すると、放火は5093件で、実に全体の10%に及び、決して少なくはない事例です。
特に、家の外にまでゴミがあふれていることの多いゴミ屋敷は、景観を損ね、治安を悪化させます。そのため、放火等の犯罪を招きやすくなるといわれています。
上記のようなゴミ屋敷は、日頃から地域や近隣で話題になることが多く、他の住宅よりも「あそこのゴミ屋敷に放火してみたらどうなるのだろう」という思いつきや興味がわきやすいのが現状です。
さらに、ゴミ屋敷は「家中に散乱したゴミ」がそのまま発火の原因となります。燃えるものが一般的な住宅よりもたくさんあり、放火後の燃え広がりは一般的な住宅よりも早くなると考えられます。一度放火されてしまうと気がつくまでに時間がかかり、燃え広がると手の付けられない状態に。最悪の場合は気づかないうちに逃げられず、命に危険が及ぶこともあります。
ゴミ屋敷に住み続けるということは、放火のリスクも格段に上がるということの理解が求められます。
放火以外にもリスクはある。ゴミ屋敷に潜む火災の原因
ここまでは、ゴミ屋敷において最も高い火災リスクは放火であることを解説しました。しかし、ゴミが山積みになったゴミ屋敷に潜む火災リスクはそれだけではありません。では、他にどのようなリスクがあるのでしょうか。ここでは、4つのリスクについてご紹介いたします。
タバコの火の不始末による火災
消防庁によると、タバコが原因とされる出火件数は実に4454件に上り、2番目に多い出火原因となっています。
参考:「平成25年(1月~12月)における火災の状況(確定値)」消防庁
住人によるタバコの火の不始末もありますが、タバコのポイ捨てによる火災も増えています。
ゴミ屋敷ではゴミが山積みになっていることが多く、万が一火種を落としてしまったり、吸い殻に火種が残っていたりした場合、すぐに周囲のごみに燃え移ってしまう危険があるのです。
さらに、タバコの火がゴミの間に埋もれてしまっても、火事が燃え広がるまで気づかないというケースも。家の外にまでゴミが散乱している場合には、通行人がポイ捨てしたタバコが引火して火災になる恐れもあります。
ストーブからの引火による火災
特に冬場に多い事例として、ストーブから引火して火災が起こる事故が多く発生します。電源の入ったストーブ近くに、可燃性のあるゴミを置きっぱなしにする、布団や衣類等を長時間放置することで火災が発生してしまいます。
また、ストーブの中でも電気ストーブは想像以上に高温になり、出火原因の7割近くを占める問題となっています。ゴミが散乱する部屋でストーブを使用することは大変危険であり、ストーブの近くに物を置かない努力が必要です。
トラッキング火災
ゴミ屋敷の火災原因として「トラッキング火災」と呼ばれる火災も問題視されています。トラッキング火災とは、コンセントの差し込み口にほこりが積もり、そのほこりに着火して火災が起きてしまう現象(トラッキング現象)のことを指します。
トラッキング火災が起きやすいのは長期間差し込んだまま放置しているコンセントや、湿気の多い場所にあるコンセントが一般的ですが、ゴミ屋敷の場合はコンセントがゴミに埋もれて見えないことも多く、どこにホコリが積もっているかわかりません。
そのため、トラッキング火災が起こる危険性が一般的な住居よりも高いと言えます。さらに、トラッキング現象によって発生した火花は容易にゴミに着火し、火災を広める原因となるのです。
トラッキング火災を予防するには、コンセントの定期的な掃除や、コンセント近くに火が燃え広がる原因となるゴミを置かないことが重要となります。
ゴミ屋敷の火災は「周囲への被害」が大きい
ゴミ屋敷の火災で最も怖いのは、自宅を失うだけではなく、周囲の住宅へ燃え広がり、最悪の場合死傷者が出る可能性があることです。
実は、火事の原因が放火やタバコの火の不始末といった重大な過失でない限り「失火法(失火責任法)」と呼ばれる法律で、火を出した側が守られる仕組みになっています。この法律は「失火による延焼で隣家に損害を与えてしまっても、重過失が無い限りは損害賠償責任を負わない」とするもので、火事の火元となったゴミ屋敷の持ち主が、ゴミを放置していたことが重大な過失と認められなければ、火事の責任を取る必要がないと考えられるのです。
ただし、人が亡くなっていると失火罪や過失致死罪といった法律に問われる可能性はあり、有罪になれば当然その責任は取らなければなりません。延焼を防げたとしても、消火のための放水で近隣住民の家具や家電を壊してしまい、家事の臭いや後片付け等で生活に支障をきたすと、すぐには普通の日常生活に戻ることができません。。
自宅を失うだけではなく「近隣住民の住居・信頼」を損ねてしまうリスクも考慮すべきポイントです。
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ゴミ屋敷の火災予防はどうしたらいい?
ここまで、ゴミ屋敷の火災リスクについてご紹介してきました。では、具体的に「ゴミ屋敷の火災予防」はどうしたらいいのでしょうか。対処法について詳しくご紹介いたします。
コンセントの周囲に物を置かない
上記でご紹介したように、コンセント周りにホコリや物を溜めていってしまうと、トラッキング現象を引き起こし火災の原因になりやすくなってしまいます。トラッキング現象を防ぐためには、コンセントの周囲をこまめに掃除すること、さらにはコンセント周囲にはできる限り物を置かないことが推奨されます。
部屋全体を突然掃除することは難しくても、コンセントの周囲に物を置かない、ホコリを落とす程度であれば難易度が低く、すぐにできることであるともいえるでしょう。また、使用していない家電製品のコンセントはできるだけ抜いておくのも、火災予防には効果的です。
ストーブをつけっぱなしにしない
ストーブのつけっぱなしは火事を引き起こすする原因となります。特に、寝具やゴミの側でストーブを使っていると、火災が起こりやすくなるため、ストーブの周辺には物を置かないように注意が必要です。
ゴミ屋敷では、寝具等から周囲のゴミへ一気に火が燃え広がるので危険度がかなり高くなっています。特に就寝中等は逃げ遅れの可能性が高くなるため、ストープの使用は避けた方がよいでしょう。
家の外にあるゴミはできるだけ片付ける
放火から家を守るためにも、家の外にゴミを放置しているのなら、まずはそのゴミを早急に片付けましょう。他者の目につくところにゴミを置くことで、放火されるリスクも高まっていきます。目に付くところにあるゴミを片付けるだけでも、放火のターゲットからは外れやすくなります。
可能であれば、外のゴミをしっかり処分するのが望ましい対処ですが、緊急待避として屋内に入れるだけでも効果はあります。
不用品回収業者に相談する
近年の不用品回収業者は、ゴミ屋敷の清掃サービスを展開しているので、専門業者に相談してみるのもお勧めです。
住宅の内外に広がったゴミ屋敷を掃除するのに、住人とその家族だけでは限界があります。また、恥ずかしさや気が引けるといった理由から、家族や友人、知人には相談できないという方も多くいらっしゃいます。
ゴミ屋敷清掃業者に依頼することにより、知識と経験豊富なスタッフが、短時間で確実かつ丁寧な回収や処分、清掃を行ってくれます。また、周囲にわからないように作業してくれる業者も多く、安心して依頼できるのも大きなメリットといえるでしょう。
費用はかかるものの、今のゴミ屋敷から一気に抜け出せるのは嬉しいポイントです。ゴミ屋敷の片付けに悩んでいる方はぜひ一度相談してみて下さい。
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このようなお悩みやご相談に、弊社はお客様の心のケアにもつながるようなサービスをお届けいたします。
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大量の不用品回収(ゴミ屋敷)
作業料金
400,000円
- 作業内容
- ゴミ屋敷片付け
- 間取り
- 3LDK
- 作業人数
- 6名
- 作業日数
- 2日
- 住所
- 京都
- 住所
- 大量の不用品回収
プラン内容
お客様からゴミ屋敷片付けのご依頼です。マンション3LDKの間取りで足の踏み場がない量でした。各部屋にスタッフ分かれて効率よく作業を進めていきます。お客様から残して(探して)ほしいモノのリストをいただいていましたので探索しながらの作業です。2日に分けての作業となり、無事に探し物も見つかってお客様にはご満足いただけました。
大量の不用品回収(ゴミ屋敷)
作業料金
200,000円
- 作業内容
- ゴミ屋敷片付け
- 間取り
- 2LDK
- 作業人数
- 5人
- 作業日数
- 1日
- 住所
- 大阪
- 作業項目
- 大量の不用品回収
プラン内容
お客様よりゴミ屋敷片付けのご依頼です。全く片付けが出来ないので片付けて欲しいと電話が入りました。作業日当日はお客様も率先して片付けてくださいました。最後はお客様が「綺麗な状態を維持できるように頑張りたい」とおっしゃって、ご満足いただけたようでスタッフの励みになりました。
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