ゴミ屋敷の住人には女性が多いと言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
この記事では、ゴミ屋敷住人に女性が多いのかどうか、ゴミ屋敷化しやすい人にはどんな特徴があるのかなどについて、詳しく確認していきます。
また、記事の後半では実際のゴミ屋敷実例もご紹介するので、ご自宅がゴミ屋敷化しないか不安な方は、ぜひ参考にしてください。
ゴミ屋敷住人に女性が多いって本当?なぜそう言われるのか
ゴミ屋敷住人に女性が多いとよく言われますが、実際は男女でそれほど差があるわけではありません。
そのため、「女性の方がゴミ屋敷になりやすい」「男性だからゴミ屋敷になりにくい」と断言はできないのです。
一方で、ゴミ屋敷住人に多いと言われる女性の特徴として、しばしば以下のものが挙げられます。
・片付けや掃除が苦手
・物への執着心が強い
・買い物依存症
・ストレスを感じやすい
・夜勤などで生活リズムが不規則
・キャリアがあり多忙
これらの特徴を冷静に眺めてみると、女性に限らず男性にも同じことが言えるとわかるはずです。
そのため、この記事では本当にゴミ屋敷になりやすい人の特徴について、男女という先入観を取り除き、客観的に詳しく解説していきます。
ゴミ屋敷になりやすい人の特徴とは?
ゴミ屋敷になりやすい人に共通するものとして、ここでは8種類の特徴を取り上げます。
該当する項目が多い人は、男女問わず無意識のうちに自宅がゴミ屋敷化する危険性が高いといえるので、十分に注意しましょう。
特徴①:1人暮らし
傾向として、ゴミ屋敷の住人には1人暮らしをしている人が多いです。
その主な理由としては、同居している家族がいない結果、ゴミが散乱しても誰にも注意されず、状況が悪化しやすい点が挙げられます。
しかし、だからといって「1人暮らし=ゴミ屋敷になりやすい」と断定するのは早計です。
あくまで、1人暮らしだと他の特徴と組み合わさり、ゴミ屋敷化の悪化が発覚しにくいだけに過ぎません。
そのため、現在1人暮らしをしている方は、以下に挙げる特徴が組み合わさっていないかしっかり確認しておきましょう。
特徴②:片付けや掃除が苦手
片付けや掃除が苦手な人は、ゴミ屋敷になる危険性が高いので注意しましょう。
人は誰しも、現状に慣れていくものです。そのため、面倒くさいからと片付けずに放置していると、ゴミが散乱している状態が徐々に当たり前になってしまいます。
ゴミ屋敷住人の中には、足の踏み場もないほどゴミに溢れた中で暮らしていても、それを当たり前の光景として普通に生活している人も多いです。
特徴③:物が捨てられない(溜め込み症)
なかなか物を捨てられない「溜め込み症」の人も、自宅がゴミ屋敷になりやすいので注意が必要です。
物を大切にするのは良いことですが、「いつか使うかもしれない」「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」と考えがちな人は、めったに使わないものが増え、結果的にゴミ屋敷になりやすくなります。
また、家の中に不要な物が増えると、必要な物もそれに紛れて見つからなくなり、さらに物が増えていくという悪循環に陥ります。
特徴④:買い物依存症
買い物をすると気分が高揚する人は、買い物依存症の可能性が高いです。
その場合、家に買ったものがどんどん溜まっていくので、結果的にゴミ屋敷になりやすくなります。
買い物依存症の人の多くは、買った物品ではなく、物を買う行為自体に喜びを見出します。
そのため、どんなに周囲に物が溢れてきても買い物をやめられず、生活空間が圧迫されてしまいます。
買い物依存症は、日々のストレスなどさまざまな原因で生まれます。
自力で治すのは難しいケースが多いので、「もしかしたら買い物依存症かも?」と自覚症状がある場合は、専門家によるカウンセリングを受けることをおすすめします。
特徴⑤:収集癖がある
好きな物をコレクションする収集癖がある人は、家がゴミ屋敷化する可能性が高いので注意が必要です。
自分では一定のポリシーを持って収集しているつもりでも、他人がそれをゴミと認識してしまえば、その空間はゴミ屋敷に見えてしまいます。
実際、ゴミ屋敷として行政から指導や注意を受ける人の中には「コレクションだから」と自分の正当性を主張する人が少なくありません。
中には、路上に落ちているゴミを家に持ち帰ってコレクションする人もいます。
特徴⑥:精神的ストレスを感じやすい
仕事や人間関係、社会的立場などから、精神的ストレスを感じやすい人は、家がゴミ屋敷化しやすい傾向にあるので注意しましょう。
人はストレスを感じると、それを他の行為で相殺しようとします。
このような行動は「代償行動」と呼ばれ、ここまでに挙げた溜め込み症や買い物依存症なども、ストレスを原因にした代償行動であることが多いです。
そのため、日々の生活で精神的ストレスを感じている場合は、スポーツなどの趣味で発散したり、専門家のカウンセリングを受けたりなど、具体的な対策を取るようにしましょう。
特徴⑦:夜勤がある・生活リズムが不規則
仕事で夜勤が多かったり、生活リズムが不規則だったりすると、家がゴミ屋敷になりやすい傾向があるので注意しましょう。その理由は主に2つあります。
1つ目の理由は、生活が不規則だとゴミ出しができない点です。
朝に寝て昼から夕方に起きる生活だと、燃えるゴミや燃えないゴミなどを収集してもらえず、気づいたら家がゴミ袋だらけという状態になりかねません。
2つ目の理由は、不規則な生活で自律神経のバランスが崩れてしまう点です。
自律神経が乱れると身体が大きなストレスを感じるので、上述した精神的ストレスの場合と同様、代償行為で部屋がゴミ屋敷化しやすくなります。
特徴⑧:疾患や障害がある
疾患や障害がある人は、家がゴミ屋敷になりやすい傾向があります。
特に、先述の通り1人暮らしをしている場合は、悪化するまで発覚が遅れる可能性が高いです。
そのため、自分の場合だけでなく、家族や友人に疾患・障害を抱える人がいる場合は、家がゴミ屋敷化していないか、定期的に様子を見に行くとよいでしょう。
ゴミ屋敷にしないための対処法とは?
ここからは、以上の6つの傾向を踏まえ、家をゴミ屋敷にしないための対処法について解説していきます。
1つでも該当する項目があった人は、自宅がゴミ屋敷になるのを未然に防ぐために、ぜひ参考にしてください。
対処法①:買い物の仕方を見直す
買い物依存症などで家に不要な物が多い自覚がある場合は、買い物の仕方を見直すことから始めましょう。
ゴミ屋敷状態を脱却するためには、極力物を増やさないよう努めることが大切です。
たとえば、一定期間の自分の買い物内容を振り返り、「本当に必要な生活必需品なのか」「似たようなものを既に持っていないか」などをチェックします。
その結果、買い物の仕方に問題が見つかった場合は、次回以降同じことを繰り返さないよう意識し、徐々に買い物の仕方を修正していきましょう。
対処法②:片付け・ゴミ捨てを習慣化する
片付けや掃除が苦手だったり、ゴミ捨てを忘れがちだったりする自覚がある人は、片付け・ゴミ捨てを習慣化するようにしましょう。
ゴミ屋敷を脱却しようと一念発起して片付けても、同じ意識で暮らしていれば、またすぐに部屋が散らかってしまいます。
きれいな状態を長く維持するためには、定期的な掃除が不可欠です。
たとえば、「毎週〇曜日は掃除する」などとスケジュールを明確にし、燃えるゴミや燃えないゴミの収集日を頭に入れておけば、ゴミ屋敷になることを未然に防止できます。
対処法③:家族や友人を部屋に招く
1人暮らしなどで、めったに家に人が来ない場合は、家族や友人を部屋に招くことも重要です。
自宅に他人が来ることで部屋を片付ける意識が湧き、ゴミ屋敷化を防ぐことができます。
頻繁でなくてもよいので、定期的に自宅を人の目に触れさせるようにしましょう。
その結果、自宅を客観視でき、きれいな状態を無理なく維持できるようになります。
対処法④:診察やカウンセリングを受ける
以上の対処法でも状況が改善しなかったり、どの方法もやる気が起きないという場合は、心が弱っていたり病気になっていたりする可能性があります。
その場合は、一度専門の医師やカウンセラーに診てもらうことをおすすめします。
診察やカウンセリングの結果、病気が判明すれば治療に専念できますし、病気ではないと判断されたとしても、それはそれで安心感に繋がります。
特に、溜め込み症や買い物依存症が悪化している場合は、自力での治療が難しいケースも多いので、無理せず専門家の判断を仰ぐとよいでしょう。
対処法⑤:ストレス発散する
精神的なストレスが原因で片付ける気力が湧かない人は、意識的にストレスを発散するのも手段の1つです。
強制的に部屋を片付けたとしても、根本の原因がストレスにある場合、また同じことが繰り返されてしまいます。
ストレスを発散する方法は、趣味に没頭したり旅行に出かけたり、映画鑑賞をしたりとさまざまです。
中には、日光浴をするだけでストレス発散になる場合もあります。
万人に合うストレス発散法はないので、自分が心地よいと思う方法を見つけることが大切でしょう。
女性のゴミ屋敷 実例を紹介
最後に、弊社関西クリーンサービスが手掛けたゴミ屋敷のうち、女性がお住まいだった実例を2件ご紹介します。
ゴミ屋敷は男女問わず誰にでも起こり得ることなので、今後ご自宅がゴミ屋敷化しないよう、ぜひ参考にしてください。
実例①「期間5年、長時間労働がもたらしたゴミ屋敷」
こちらの実例では、20代の女性が一人暮らしする一室が、5年間でゴミ屋敷と化しています。
足の踏み場もないほどにゴミが散乱し、ご自身では到底解決できないゴミの量に達していました。
女性がゴミ屋敷にしてしまった原因の一つはお仕事が多忙だったことです。
最大14連勤や、始発電車で出勤し、終電で帰宅するという無理な長時間労働が重なった結果、自宅へ帰っても寝るだけの生活に。その結果、「気づいたら(ゴミが)溜まっていた」という状況になってしまいました。
仕事の忙しさはゴミ屋敷を生み、過度なストレスにより帯状疱疹などのアレルギーも発症していたそうです。
仕事を辞めた後ではストレスが軽減され、健康状態は回復し、弊社へ片付けのご依頼をいただくこととなりました。
弊社ではこの他にも、仕事の負荷やストレスから片付ける気力を失いゴミ屋敷となってしまった相談事例は、年齢や性別に関係なく多く寄せられています。
こちらの実例の詳細は、以下の動画でご覧いただけます。
実例②「買い物依存症に陥った50代女性のゴミ屋敷」
こちらの実例では、50代女性の住むマンションの一室がゴミ屋敷になってしまっています。
玄関ドアを開けてすぐに、目線の高さまでゴミが積み上がっており、足を踏み入れるのも難しい状態です。
ブランド品が好きだった女性は、好きなバッグやアクセサリーを買うために仕事を掛け持ちし、休みなく働いていたのだそうです。
また、部屋にはゴミに混じって有名ブランドのジュエリーや腕時計なども埋まっていました。仕事のストレスと同時に、買い物依存症がゴミ屋敷化の原因の一端になっていたようです。
買い物依存症の他にも、これに似た状態で収集癖がある、男性や女性の方からのゴミ屋敷片付けの相談も決して少なくありません。
こちらの実例の詳細は、以下の動画でご覧いただけます。
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こんな時にはゴミ屋敷片付け業者に依頼!関西クリーンサービスの事例・活用法をご紹介
弊社関西クリーンサービスでは、様々なサービスでお客様から高評価をいただいております。その概要について、実際の事例をもとに紹介します。
事例1. 賃貸アパートのゴミ屋敷のお片付け
作業内容 | ゴミ屋敷片付け |
間取り | 3LDK |
作業人数 | 3名 |
作業時間 | 8時間 |
料金 | 138,000円 |
処分品 | 大量ゴミ、ダンボール、電化製品など |
担当営業所 | 奈良営業所 |
「所有物件の清掃をお願いしたい」とのご連絡を受け、お伺いさせていただきました。
3LDKのお部屋の中には、食料品の容器や紙類が散乱しておりましたので、細かく仕分けを行い処分いたしました。
スタッフ3名で迅速に作業を進め、8時間ほどで全ての作業を終えることができました。作業終了後に、お客様から感謝のお言葉をいただくことができました。
事例2. 一軒家のゴミ屋敷のお片付け
作業内容 | ゴミ屋敷片付け |
間取り | 5LDK |
作業人数 | 4名 |
作業時間 | 7時間 |
料金 | 185,000円 |
処分品 | 棚、テーブル、テレビ台、タンスなどの家具、テレビ、FAX電話など |
担当営業所 | 京都営業所 |
こちらの事例では「退去予定だが、自分ではどうにもできないほどの不用品が部屋にあるので片付けてほしい」というご連絡を受け、当社のスタッフがお伺いしました。
室内は動物の排泄物や毛などが散乱し、とても不衛生な状況でしたが、スタッフ4人で速やかに片付けと不用品回収を行いました。
作業後にはお喜びの声をいただくことができました。
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ゴミ屋敷にまつわる「困りごと」はゴミ屋敷片付け業者に相談してみよう
今回は、ゴミ屋敷の住人に女性が多いという通説を踏まえ、ゴミ屋敷化しやすい人の特徴や、具体的な対策法などについて詳しく確認してきました。
ゴミ屋敷になるリスクは、男女ともに抱えています。
今回ご紹介した特徴に心当たりがある方は、無意識にゴミ屋敷化が進んでいる可能性もあるので、早めの対策を取ることが大切です。
ゴミ屋敷の「あらゆる困りごと」解決します!関西クリーンサービスにご依頼下さい
関西クリーンサービスでは、ゴミ屋敷片付けサービスを実施しています。
ご自宅がゴミ屋敷になっている場合だけでなく、ご家族などの身近な人の家がゴミ屋敷になっている場合もお声掛けください。
電話一本でご依頼でき、出張のお見積りや買取査定なども無料で承っております。最短即日での作業も可能なので、ゴミ屋敷でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。