「ゴミ屋敷になってしまった自宅を何とかしたい」「掃除したいけどどこから手を付けていいかわからない…」と、ゴミだらけの家を見て悩んでいませんか?
ゴミ屋敷は自力での清掃も可能ですが、汚れやゴミの量、種類によってはプロの専門業者に依頼しなければ難しいこともあります。しかし、一旦は「自力で片付ける」と決意する方も多いようです。
そこで、今回はゴミ屋敷を片付けるコツや、再度ゴミ屋敷にならないようにするための注意点等について詳しくご紹介いたします。
ゴミ屋敷の片付けはできるだけ早く!その理由は?
ゴミ屋敷の片付けは「早ければ早いほどいい」といわれています。ゴミ屋敷が広がるのを防ぐためもありますが、それ以外にも周囲に影響を及ぼす問題が多くなってくるためです。ここではゴミ屋敷が周囲に及ぼす影響とその問題について解説いたします。
「異臭・ボヤ」近隣トラブルになる可能性
近年、ニュース等でもゴミ屋敷が取り上げられることが増えています。大きな理由の1つとしては「近隣トラブル」になる可能性が高いためです。
「自宅にゴミを放置しているだけだから影響はない」と考える方もいますが「異臭がする」「ボヤ騒ぎがあった」等の問題になる確率が上がります。また、自宅の外にも不用品が積みあがっていると、景観を損ねるだけでなく衛生面や防犯面でも影響を与えることになります。
無用なトラブルを起こす前に、片付けてしまうのが賢明であるといえるでしょう。
ゴミ屋敷条例の罰則の対象となり得る
以前はゴミ屋敷があっても、行政は「個人の所有物である」ため、手出しすることができませんでしたが、近年は各自治体でゴミ屋敷に対する条例が制定される動きがでてきています。
参考:環境省調査報告書
条例は地域による違いがありますが、周囲の住民からのクレームや防災・防犯の面から見て「不良」とされる住宅(ゴミ屋敷)に対して、行政が指導や警告できるようになるものです。
また「住民が説得に応じない場合は行政が代わりに撤去作業が可能」とする行政代執行をする地域もあります。この撤去・処分費用はゴミ屋敷に住む住民が全て負担することになっています。大きな費用となる可能性が高く、自分達で片付けてしまう方が安価に済む可能性が高くなります。
自力でゴミ屋敷を片付けるコツを解説!
専門業者に依頼する前に、「まずは自力で片付けてみよう!」と考える人は少なくありません。しかし、手順がわからない人も多いでしょう。ここでは、自力でゴミ屋敷を片付ける手順とコツについてご紹介いたします。
1.締め切りを決めて「片付けが終わった部屋」をイメージする
まずは、「○日までにどの程度まで綺麗にするか」という具体的な目標を立てます。その上で、きれいになった部屋をイメージしてその部屋でしたいこと等を想像するとやる気も湧いてくるでしょう。しっかりと計画に沿って片付けるよう努力していくことが大切です。
※3LDKの部屋を掃除する場合
1.1部屋にかける掃除の日数は2日とする
2.3部屋+リビング+ダイニングキッチンなので、かかる全日数は5部屋×2日で10日間
3.10日後には、ゴミのない綺麗な部屋で過ごせているようにする
といったように、具体的な数字を出しながら想像し、実行するとなお良いでしょう。いつまで続くかわからない作業より、終わりの決まっている作業を行う方が、人間はモチベーションが上がる構造になっているため、具体的に想像して実践すると実現しやすくなります。
2.害虫駆除の対策をする
いざ掃除を始めてみると、ゴキブリやハエといった害虫に遭遇し嫌な思いをすることも多くあります。害虫が出た際の対策として、できるだけ害虫退治のスプレー等を用意して掃除すると良いでしょう。
あまりにも虫が多い場合には「バルサン」や「アースレッド」に代表される「燻煙剤」を事前に設置して撒いておくのがお勧めです。ある程度害虫の駆除ができることで、安心して清掃作業に取り組むことができます。
3.「捨てる」「残す」「保留」の仕分けをする
「片付け終わった部屋のイメージ」「害虫駆除」が終わったら、ゴミの仕分けから始めていきましょう。
その際「捨てる」「残す」「保留」という3つの箱を用意し、それぞれの箱に物を入れていくという方法を取るとスムーズに進みます。
ただし、ここで「後から使うかもしれないから」といって大半のものを残してしまうと意味がなくなってしまいます。基準として「1年使っていないもの」は今後も使わない可能性が高いため、しっかりと「捨てる」ボックスを活用し、どんどん処分していくことが必要です。
【捨てるボックスに入れるもの】
「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「衣類や新聞紙・書籍等その他のゴミ」として分けて捨てていきます。
特に食べ残しのゴミや空き箱、長年使用していない物、手元からなくなっても現状困らないものは、こちらの「捨てるボックス」への投入がお勧めです。
上記でもご紹介しましたが「1年以上使用していなかったものは全て処分する」といったように、自分なりの目安や基準を作って捨てていくと良いでしょう。
【残すボックスに入れるもの】
人によりますが、これから1ヶ月以内に確実に使用するもの、人からもらった大切な物品、思い出の詰まったアルバム等は残すボックスの対象と考えると区分けがしやすくなります。
【保留ボックスに入れるもの】
捨てるのか、残すのかの判断がつかない時に入れるボックスとして使用します。基本的には短いスパンで本当に必要かどうかを判断し、一度保留にしても使わなかったら処分するようにしましょう。
4.捨てるものの処分する方法を考える
次の手順として「捨てるボックスに入れたもの」を処分することを検討していきます。
可燃ゴミ・不燃ゴミ等簡単に分別して捨てられる場合は自治体のルールに従って捨てる方法もありますが、布や雑誌、資源ゴミ、粗大ゴミ等があると手間がかかってしまいます。
各自収集日が決まっていてそれまで捨てられないため、一気に綺麗にしたい場合には不用品回収業者等の専門業者を手配すると一気に撤去が進むのでお勧めです。
自治体に出す場合は間違いのないよう、曜日や出し方を調べながら確実に処分していくようにしましょう。
5.ゴミ処分後の床や壁は綺麗にする
ゴミを処分した後の床や壁は、目に見える汚れだけではなく、目に見えないホコリや菌がたくさん付着しています。特に生ゴミから出た汁は酷い悪臭になるだけではなく、虫等を寄せ付ける原因にもなるので注意が必要です。ゴミを処分した後の床・壁は、次の手順でしっかりと清掃しましょう。
1.新聞紙やキッチンペーパー等を重ねて厚手にしたもので汁を拭き取る
2.中性洗剤を薄めて雑巾に含ませて拭く
3.消毒液を吹きかけて除菌する
少し手間に感じても、この作業をしっかり行うことで大方の悪臭は取れます。快適な自宅にするためにも、ぜひ実践してみて下さい。
「再発」に注意!再度ゴミ屋敷にならないためには?
一度綺麗に片付けても、油断しているとすぐにゴミ屋敷に戻ってしまう可能性があります。できるだけ「残すボックス」に入れた物の定位置を決める、「保留ボックス」の判断は1~3ヶ月以内に決断できるよう見える場所に置いておく等、再度ゴミ屋敷にならないよう意識することが大切です。
どうしてもゴミ屋敷に戻ってしまう場合には、不用品回収業者等のプロに相談しながら片付けるのもお勧めです。
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