目次
- 遺品整理にかかる期間はどれくらい?
- 故人の家がワンルームの場合(目安は1日~1週間)
- 故人の家が一軒家の場合(目安は1~3週間)
- 故人が亡くなった家が遠方の場合(1ヶ月~1年以上)
- 遺品整理を早く終わらせなければならないケースとは?
- ケース①:故人が賃貸物件に住んでいた
- ケース②:故人に多額の遺産がある
- ケース③:故人が孤独死した
- ケース④:故人の住んでいた家が空き家になる
- 遺品整理を早く終わらせるポイント
- ポイント①:相続人や親族で話し合う
- ポイント②:人手を確保しておく
- ポイント③:期限のある手続きを優先する
- ポイント④:必要な道具を準備する
- ポイント⑤:今すぐに終わらせたい・自分たちでは困難なら遺品整理業者に依頼する
- まとめ
- 遺品整理の事例
家族や親族が亡くなった際、葬儀や手続きなどとともに遺族の方々を悩ませるのが「遺品整理」の問題です。
故人の遺品が残された部屋を見て、「これを整理するのにどれくらいの期間がかかるだろう」と途方に暮れてしまう方も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、遺品整理業者・関西クリーンサービスが、遺品整理にかかる期間について状況別に詳しく解説します。
また、遺品整理をなるべく早く終わらせるポイントについても取り上げますので、遺品整理の期間に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
遺品整理にかかる期間はどれくらい?
遺品整理にかかる期間は、一般的には1週間から数週間が目安と言われています。
しかし、実際のところは遺品の量や作業を行う人数、故人の家との距離など状況によって、期間は変わります。極端な例では遺品整理に1年以上かかることもあるでしょう。
ここでは代表的なケースとして、故人の家が「ワンルーム」「一軒家」「遠方」の3つの状況だった場合に、それぞれの遺品整理にかかる期間を解説していきます。
故人の家がワンルームの場合(目安は1日~1週間)
故人が亡くなったのがマンションやアパートなどのワンルームの場合、遺品整理にかかる期間は1日~1週間以内が目安です。
一人暮らしのワンルームならば遺品の量は限られているため、それほど手間はかからないことが多いと言えます。広い間取りの部屋に比べると、清掃もスムーズに運びやすいでしょう。
ただし、近年当社へのご相談に増えているのが、故人の遺品整理に行ったらゴミ屋敷状態だったという事例です。ごみ捨てが困難だったり、判断能力が低下したりする高齢の一人暮らしの方に特に多く見られる問題です。
このようなケースでは親族が対処できる範囲を超えているケースも多くあり、片づけは困難を極めます。
故人の家が一軒家の場合(目安は1~3週間)
故人の住まいが一軒家の場合は、遺品整理に1~3週間ほどかかることが多いです。もちろん、ひとくちに一軒家といっても間取りや荷物の量によって詳細は変わります。
一軒家ではダイニングキッチンやリビング、寝室と複数の部屋があり、ワンルームに比べて物量は多く、掃除する範囲も広くなるため手間がかかります。
故人が一軒家に住んでいた場合は1日で終わらせることが難しく、余裕をもったスケジュールで遺品整理に臨むことをおすすめします。
故人が亡くなった家が遠方の場合(1ヶ月~1年以上)
続いて、故人の住まいが遠方である場合は遺品整理に1ヶ月~1年以上かかることも珍しくありません。
遺品整理は計画的に進めなければ想像以上に手間がかかります。遠方の場合は移動に多くの時間が割かれ、連日作業することが難しいケースもあるでしょう。そのため個人の家が遠く離れていると、遺品整理はより時間がかかります。
さらに、期間がかかればかかるほど体力的にも難しくなってしまうでしょう。このような場合は、遺品整理業者に依頼するのも1つの選択肢です。
遺品整理を早く終わらせなければならないケースとは?
遺品整理には、「いつまでに終わらせなければいけない」という明確な期限はありません。
そのため、一般的には四十九日の法要が済み、故人の死から立ち直った頃に遺品整理に取り掛かる方が多いです。しかし、状況によってはそうも言っていられず、遺品整理を早く終わらせなければならないケースがあります。
ここでは、遺品整理を早く終わらせるべき代表例を4つ紹介します。1つずつ詳細を確認していきましょう。
ケース①:故人が賃貸物件に住んでいた
故人が賃貸物件に住んでいた場合は、なるべく早く遺品整理をした方がいいと言えるでしょう。なぜなら、遺品整理を完了して解約しない限り、家賃が発生してしまうからです。
賃貸物件の家賃は月ごとの支払いが一般的ですが、月初締めなのか月末締めなのかなど、どのタイミングで家賃が発生するかは異なります。
無駄に家賃だけが発生して損することのないよう、事前に締め日を確認し、それに合わせて退去手続きができるように遺品整理を進めるといいでしょう。
ケース②:故人に多額の遺産がある
故人に多額の遺産がある場合、それを相続すると相続税が発生します。相続税には申告期限があることから、早めに遺品整理を行う必要があります。
相続税は、相続財産の総額が「3000万円+600万円×法定相続人の数」を超える場合に納税しなければなりません。相続税の申告および納付の期限は、相続開始を知った翌日から10ヶ月以内です。
遺品整理の最中に財産に関わる書類等が見つかることもあり、この期間内には遺品整理を完了させれば正しく税申告を行うことができます。
反対に、借金などマイナスの遺産があることもあります。故人の負債を相続したくない場合は、相続放棄をすることができます。相続放棄ができるのは相続開始を知った翌日から3ヶ月以内です。故人の遺産がわからない場合はなるべく早く遺産の調査を行う必要があります。
しかし、遺品整理をすることで相続放棄ができなくなる可能性もあるため、相続放棄を視野に入れているならむやみに遺品を処分しないよう注意しなければなりません。
ケース③:故人が孤独死した
故人が孤独死した場合は、早急な清掃が求められます。
孤独死とは、1人暮らしの人が自宅で誰にも看取られずに亡くなることを指します。死後発見までに期間がかかるケースが多く、遺体は損傷し、その影響で室内に汚れや悪臭が生じてしまいます。
特に賃貸物件での孤独死はほかの入居者に迷惑がかかる恐れもあり、早急に特殊清掃を施して原状回復する必要があります。
特殊清掃を行わずに遺品整理をしたり、特殊清掃を個人が行ったりすることは二次感染の観点から危険な面もあり、清掃と遺品整理を行う専門業者にまとめて依頼することをおすすめします。
ケース④:故人の住んでいた家が空き家になる
故人の住んでいた家が空き家になる場合も、できるだけ早く遺品整理を済ませておきたいです。空き家といえど、それを相続すれば固定資産税や都市計画税を支払う義務が生まれます。
遺品整理を終わらせてしまえば、不動産を貸しに出して利益を得たり、売却したりといった対応ができるようになります。
一方で、遺品整理を先延ばしにし、必要な管理をしないまま空き家を長期間放置し続けると、「特定空き家」に指定されて、固定資産税が大幅に増額される可能性もあります。
後々の不利益に繋がらないよう、遺品整理はなるべく早く済ませておきましょう。
遺品整理を早く終わらせるポイント
遺品整理を少しでも早く終わらせるためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
- 親族間で事前に話し合う
- 充分な人手を確保しておく
- 期限のある手続きを優先する
- 道具などを事前準備しておく
- 遺品整理業者に依頼する
それぞれの詳細を確認していきましょう。
ポイント①:相続人や親族で話し合う
遺品整理を早く終わらせる1つ目のポイントとして、相続人や親族間で事前に話し合うことが挙げられます。
遺品整理は故人の遺志を尊重しつつ、遺族間で合意が得られた状態で行うべき作業です。遺品整理に着手した後で、遺品の取り扱い方などでトラブルに発展しないよう、事前に充分な話し合いの機会を設けておきましょう。
遺品のには客観的に価値のあるものや、個人的な思い出の残るものなどが含まれます。それをほかの相続人や親族の了解なくして勝手に処分してしまうのはトラブルの元です。
誰が何を受け継ぐのか、どのように処分するかなどを話し合っておけば、トラブルなく遺品整理をスムーズに完了させられるでしょう。
ポイント②:人手を確保しておく
遺品整理を早く終わらせる2つ目のポイントとして、充分な人手を確保しておく点が挙げられます。
遺品整理は、1人で行うには大変な作業です。仮に故人がワンルームで亡くなった場合であっても、一人では骨が折れる作業になるでしょう。一軒家や広いマンションではなおさらです。
そのため、遺品整理を行う際は親族に声をかけ、できるだけ人手を確保しておきましょう。
とはいえ親族がバラバラで遠方に住んでいることも多い昨今では、なかなか難しいのも事実です。身内だけで人手の確保が難しい場合は、業者を頼るのも手段の1つです。
ポイント③:期限のある手続きを優先する
遺品整理を早く終わらせるポイントの3つ目は、期限のある手続きを優先することです。
人が亡くなった際は、様々な手続きを行う必要があります。その中には期限が短いものもあるので、それらを優先的に済ませておかないと、遺品整理が中断され、結果的に時間が余計にかかってしまいかねません。
たとえば、死亡届は故人の死亡を知ってから7日以内に、健康保険の資格喪失手続きは14日以内に行わなければなりません。
期限を過ぎてしまうと、より面倒な手続きが必要になる可能性もあるので、できるだけ早く済ませてしまいましょう。
ポイント④:必要な道具を準備する
遺品整理を早く終わらせるためには、必要な道具を準備しておくのも重要なポイントです。
遺品を要る・要らないに仕分けした後、多くの不用品を処分する必要があります。その際、必要な道具や資材を事前に準備しているかどうかで、作業の進み具合が大きく変わってきます。
具体的には、以下のものを最低限準備しておくとよいでしょう。
・軍手
・マスク
・仕分け用の段ボール箱(遺品の量に応じて5箱~20箱程度)
・ゴミ袋(45Lと90Lなど大小に分けて数十枚)
・台車(車両やゴミ捨て場へ運ぶ際にあると良い)
その他、カッター・はさみ・ガムテープ・工具など作業に応じて準備しましょう。
ポイント⑤:今すぐに終わらせたい・自分たちでは困難なら遺品整理業者に依頼する
遺品整理の作業は、どんなに工夫しても相応の時間と手間がかかります。そのため、自力で行うのが難しい場合は、遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。
たとえば、遺品の数が多くて処理し切れない、賃貸物件などで期限がある、故人の家が遠方でなかなか通えないといった場合は、プロの力を借りるとよいでしょう。業者に依頼すれば、早ければ即日で遺品整理が完了します。
もちろん、遺品整理を依頼するには相応の費用が発生しますが、それによって確実に手間や時間は省けます。ご自身の予算や都合と照らし合わせ、最適な方法を選択してください。
まとめ
今回は、遺品整理にかかる期間は状況によって変わるものの、一般的な目安を確認してきました。
- ワンルームの遺品整理は1日~1週間
- 一軒家の遺品整理は1~3週間
- 遠方の遺品整理は1ヶ月~1年以上
- 状況によっては遺品整理を早く終わらせなければならない
このように、遺品整理にかかる期間は、部屋の間取りや自宅からの距離などによって変わり、長い場合は数か月~年単位で時間がかかる場合もあります。
事前に人手を確保したり、道具を準備したりすることで短縮化は図れますが、それでも難しい場合は、専門業者に依頼するのも手段の1つです。
関西クリーンサービスは遺品整理のご依頼件数 関西No.1!
当社・関西クリーンサービスは遺品整理サービスを提供して10年以上。ご依頼件数は関西No.1(※)の実績を誇ります。
遺品整理士が在籍し、遺品整理士認定協会から優良事業所として認定されており、ご供養や形見分けの配送、ハウスクリーニングといった幅広いニーズに対応した遺品整理が可能です。
お電話一本で優秀なスタッフが無料の出張見積りに駆け付けます。遺品整理にかかる期間でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
※東京商工リサーチ2019年、2020年3月、2021年5月、2022年7月、2023年9月「遺品整理業」調査において(サービスの評価について)
電話・出張お見積もり、出張査定すべて無料!!
通話料無料! 受付時間8:00~20:00(年中無休)
各種クレジットカード対応!!
スマートフォンひとつで簡単にお支払いができる、決済サービス「PayPay」にも対応しています!
遺品整理の事例
遺品整理
作業料金
45,000円
- プラン
- 遺品整理
- 間取り
- 1K
- トラック
- 2トントラック
- 作業人数
- 2名
- 作業時間
- 2時間
- 住所
- 大阪府茨木市
プラン内容
今回は遺品整理も兼ねてお部屋の片付けのご依頼を承りました。まずはご依頼者様立ち合いのもと、必要品と不用品の仕分けをおこない寝具や扇風機、棚、洗濯機など大小様々な大きさの家具や家電、衣類などの不用品は回収させていただきました。
遺品整理
作業料金
195,000円
- プラン
- 遺品整理
- 間取り
- 3DK
- トラック
- 2トントラック
- 作業人数
- 3人
- 作業時間
- 6時間
- 住所
- 奈良県宇陀郡御杖村
プラン内容
遺品整理のご依頼を承りました。ご依頼者様、お立合いの元に必要品と不用品の仕分け作業を進めていき、貴重品を間違えないように細心の注意を払い気を付けて作業し、長年愛用されていた洋服タンスや衣類などは処分してほしいとのことで回収させていただきました。