故人が本好きの方であった場合、遺品整理のときに大量の本が出てくることがあります。
数冊程度の本ならばよいですが、壁一面を埋めるくらい大量の本がある場合、どのように処分すればよいかわからず途方に暮れてしまう方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、遺品整理で出てきた本の処分方法について、手順などの詳細を解説していきます。故人の蔵書の扱いに困っている方は、ぜひ参考にしてください。
遺品整理で出てきた本の処分方法とは?
遺品整理で本が出てきた場合、主な処分方法は以下の8種類です。
宅配買取を利用する
出張買取を利用する
古本屋やリサイクルショップに直接持ち込む
フリマサイトやネットオークションに出品する
自治体の資源ゴミとして捨てる
寄贈・寄付をする
遺品整理業者に引き取ってもらう
供養する
このうち、1~4までは本を「売却する方法」で、5~8は本を「手放す方法」だといえます。売却するか手放すかは、それぞれにメリットとデメリットがあるので、蔵書の量や処分する手間に応じて選ぶことが大切です。
「売却する方法」と「手放す方法」に分け、1つひとつの方法の詳細を確認していきましょう。
遺品整理で出てきた本を売却する方法と手順4選
遺品整理で出てきた本を、売却してお金に換えられたら嬉しいですよね。希少価値の高い本であれば、思わぬ高値で売れる可能性もあります。
ここでは、遺品整理で出てきた本を売却する方法4種類について、それぞれの特徴を詳しく確認していきましょう。
売却方法①:宅配買取を利用する
宅配買取は、本を箱に詰めて業者に送る売却方法です。故人宅から出なくて済むので手間が少なく、本が大量にある場合でも対応できます。詳しい流れは以下の通りです。
買取業者のWEBサイトにアクセスし、宅配買取を申し込みます。
指定された段ボールなどの箱に本を詰め、指定住所に送ります。
業者が本を査定した後、見積もり金額が連絡されます。
査定金額に納得がいったら買取完了となり、振込などでお金が支払われます。
宅配買取は家から出ずに済む点が最大のメリットですが、本が大量にある場合は梱包の手間もあなどれません。
そして査定前に本を送るため、思ったよりも買取金額が低くなる可能性があります。
また、買取金額に納得いかない場合、返送にかかる送料は依頼者負担になる可能性がある点にも注意しましょう。
売却方法②:出張買取を利用する
出張買取は、故人宅まで業者に引き取りに来てもらう売却方法です。宅配買取と同じく、家から出ることなく大量の蔵書を買い取ってもらえます。詳しい流れは以下の通りです。
電話やWEBサイトから、買取業者に出張買取の申し込みをします。
指定の日時に業者が故人宅に来て、その場で本の査定を行います。
査定金額に納得がいけば、その場で買取完了となり、お金が支払われます。
出張買取は、大量の本がある場合でも自分で運ばずに済む点が大きなメリットですが、業者の出張費がかかる可能性があります。また、事前に出張買取を申し込む必要があるので、即日での処分はできない点に注意が必要です。
売却方法③:古本屋やリサイクルショップに直接持ち込む
遺品整理で出てきた本を、買取業者や古本屋に直接持ち込む方法もあります。この場合、主な流れは以下の通りです。
古本屋やリサイクルショップまで、徒歩や自動車などで本を持っていきます。
店員が店頭で本を査定し、その場で買取金額を提示します。
査定金額に納得がいけば、その場で買取完了となり、お金が支払われます。
本を直接持ち込むメリットは、事前に予約などをせずとも、即日で本を売却できる点です。
また、宅配買取や出張買取に比べて、業者の手間が少ない分、査定金額が高くなりやすい点もメリットでしょう。
ただし、店頭まで自力で本を運ばなければならないため、故人の蔵書が大量にある場合は大変な作業となります。
売却方法④:フリマサイトやネットオークションに出品する
人気のある本であれば、フリマサイトやネットオークションで売却するのもよいでしょう。
ネット出品を行う際の主な手順は以下の通りです。
フリマサイトやネットオークションのアカウントを作成します。
出品する本の情報(タイトル・著者・本の状態)と、実際の本の写真を登録します。
売却金額を自分で設定し、出品します。
無事に購入者が現れたら、所定の方法で本を送付し、お金が支払われます。
フリマサイトやネットオークションに出品するメリットは、売却金額を自分で決められる点です。
希少価値の高い本であれば、思わぬ高値で取引が成立する可能性もあります。
ただし、必ずしも購入者が現れるとは限らないので、長期戦になる可能性も視野に入れておきましょう。
また、1点ずつ出品作業が必要なので、大量の本を捌くには相応の手間がかかる点にも注意が必要です。
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遺品整理で出てきた本を手放す方法・手順4選
ここでは、遺品整理で出てきた本を、売却せずに手放す4種類の方法について、それぞれの詳細を確認していきましょう。
処分方法①:自治体の資源ゴミとして捨てる
本を手放すうえで最も一般的なのは、自治体にゴミとして捨てる方法です。
多くの自治体で本は資源ゴミとして扱われているので、指定日に指定の回収場所に出せば、無料で回収してもらえます。
本を資源ゴミとして捨てるメリットは、手間と費用がかからない点です。貴重な紙資源を手軽にリサイクルできる処分方法と言えます。
ただし、回収場所までは自力で運ばなければならず、蔵書量が多い場合は、一度に収集してもらえない可能性もあります。
また、収集日までは保管しておかなくてはならないので、即日で手放したい場合には不向きな方法だといえます。
処分方法②:寄贈・寄付をする
遺品整理で出てきた本は、図書館や学校、NPO団体などに寄贈・寄付する方法もあります。
この方法のメリットは、故人の本を再活用し、他の人の役に立てられる点です。必要な人に読んでもらえるとなれば、本好きの故人も喜んでくれることでしょう。
ただし、どんな本でも寄贈・寄付を受け付けているのかと言うとそうではありません。場合によっては断られてしまうこともあるでしょう。事前に送付の可否を問い合わせるなど、注意が必要です。
古紙回収場所(リサイクルステーション)に持ち込む
地域によってはスーパーやホームセンターなどに古紙回収場所(リサイクルステーション)を設け、個人が不要になった本や雑誌を持ち込むことができる場合があります。近所に古紙回収場所があればすぐに処分できておすすめの方法です。
持ち込み可能な時間帯や、持ち込みのルールなどはそれぞれ異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
ただし、回収場所のスペースはコンテナ1台分ほどであることが多く、遺品整理で出た大量の本を一度に持ち込むと他の利用者の迷惑になることもあるため注意してください。
処分方法③:遺品整理業者に引き取ってもらう
遺品整理を業者にお願いする場合、本も他の不用品と合わせて引き取ってもらえます。
遺品整理は何かと手間がかかる作業なので、専門業者に依頼するのがおすすめです。大量の蔵書がある場合でも、基本的には即日で処分してもらえるでしょう。
ただし、遺品整理業者に本の処分を依頼した場合、後から返却してもらうことはできません。
そのため、あらかじめ残しておきたい本がある場合は、事前に仕分けしておくようにしましょう。
処分方法④:供養する
故人が大事にしていた蔵書を捨てるのに抵抗がある場合は、本を供養してもらうという選択肢もあります。
本を適切な形で供養すれば、天国にいる故人のもとに送ることができます。本好きの故人であれば、天国でも読書を楽しんでくれることでしょう。
供養はお寺や神社などに依頼するのが一般的ですが、中には本の供養をその場でしてくれる遺品整理業者も存在します。
たとえば関西クリーンサービスでは、遺品整理の一環として読経などの仏事を執り行っております。仏事に係る費用は基本無料であり、お布施などは一切必要ございません。
詳しくは「僧侶が行う遺品整理」をご覧ください。
まとめ
今回は、遺品整理で出てきた本の処分方法について、詳しく確認してきました。
本を処分する際は、大きく「売却する方法」と「手放す方法」の2種類に分けられます。それぞれの方法によって手間や費用などが異なってくるため、ご自身にとって都合のよい方法で処分するようにしましょう。
関西クリーンサービスでは、遺品整理サービスを実施しております。
遺品整理士の有資格者が在籍する優良事業所として認定されており、遺品の供養を含め、幅広いニーズに対応した遺品整理が可能です。
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最短即日での作業も可能なので、遺品整理でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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