自分の住まいではない家
もともとは自分が暮らしていた家のことを実家と呼びますが、結婚あるいは一人暮らしなどを始めると実家を離れることになります。実家には基本的に両親が暮らしており、もしかしたら結婚していない、あるいは結婚しても同居することを選んだ兄弟姉妹もいるかもしれません。
ただ、そんな自分の住まいではない家は年月の経過とともに、自分が暮らしていたときとはどんどん変わっていくものですから、もしも片づけが必要になったときは、どこから手を付けたらよいかが分かりにくくなっているのも無理はありません。
実家を片づけられる人は?
もし兄弟姉妹のうちの誰かが両親と一緒に住んでいる場合は、物があふれてきて困ったときや必要なくなった物があるときに片付けに取り掛かる場合、共に暮らしている人が先頭に立って必要なものとそうでないものにわけて処分していくかと思います。
一緒に暮らしている人が一番よくわかるのは当然のことですが、それでもかなりたくさんの品物がある場合、人手を借りたいと思うこともあるでしょう。そのときに真っ先に候補に挙がるのがもともと同じ家に住んでいた人、つまり兄弟姉妹です。
ただし、家を出ていた期間が長ければ長いほど知っている品物もあれば知らない品物もあるため、どれを処分してどれを残しておくべきかの判断は難しいかと思います。
実家だからこその配慮
自分が住んでいた実家だから自分の基準で判断している物といらない物とに分けてしまえばよいという考え方の人もいますが、いったん家を出た以上は親しき仲にも礼儀ありという気持ちでお片付けに挑むことが大切です。
一緒に住んでいる人がいるなら、その人に大きなものから小さなものに至るまで一つずつ確認を取って処分していくくらいの気持ちで丁寧に片づけていきましょう。
後になって必要なものだったと言われないようにするには、自分の価値観ではなく処分される品物を持っていた人にもっとも近い存在の人に、ひとつひとつ判断を仰ぐ位がちょうど良いのかもしれません。