元気なうちに身の回りの物や財産を整理する「生前整理」。断捨離や終活という言葉も浸透しており、若い方から高齢の方まで広く行うようになっています。生前整理を行う方に多いのが、家族に迷惑をかけたくないというお気持ちの方です。
今回は生前整理について、家族に迷惑をかけずに段取りよく行うための方法をご紹介します。
大量の荷物を残して逝けますか?
物が溢れる時代、若いころの洋服や高級な着物、ブランド品のバッグや宝飾品、時計をはじめ、万年筆やNゲージ、切手やコインなどのコレクション品、さらに家電製品や家具などの生活用品や本や雑誌などの書籍など大量の荷物をお持ちでしょう。
その中には、普段の生活で使っているものもあれば、長く使わず放置されているもの、たまに眺めたりそこにあるだけで満足をもたらすものもあるかもしれません。
もっとも、当たり前ではあるかと思いますが、人生の終焉には物を持ってはいけません。人はいつかは天国へと旅立ちますので、ある程度の年齢が来たら荷物の整理を始めることも考える必要があります。
ご家族がいる方なら家族が使うかもしれないと残しておきたくなりますが、自分自身でなければ価値が分からない物もありますし、今の時代は誰もが多くの物を所有しています。残された家族はもちろん、一人暮らしの方ならなおさら遠い親戚や行政などに遺品を処分する手間をかけさせないためにも生前整理を始めてみませんか。
生前整理の進め方・やること
ここでは生前整理の進め方ややっておくことについて簡単にご紹介します。やることリストを作成して進めていく方法もおススメです。
財産目録を作る
財産目録とは、ご自身が所有している財産の一覧表のことです。預貯金・不動産・土地・有価証券・美術品・貴金属類などの他にも、借金や負債などのいわゆる負の財産も含まれます。財産目録を作成しておくと、遺族が相続に関する手続きなどもスムーズに進めることができます。
不動産の整理を行う
最近では、相続後に放置された空き家が増加し、社会問題にもなっています。不動産や土地を所有している場合は、権利書や契約書を揃えるなどの整理をしておくことをおすすめします。ご自身で行うのが難しい方は専門家に相談するのも良いでしょう。
パソコンやスマホなどデジタル製品を整理する
所有者が亡くなった後に残されたデジタル機器やデータの扱いに関するトラブル・お悩みが増えています。ぜひ生前整理の一環としてデジタル機器の整理も行っておきましょう。不要なデータや不要なアプリ・不要なアカウントの整理や、ログインIDやパスワードのリスト化、友人の連絡先のリスト化などをしておくと、いざというときに安心です。
不用品の処分
家の中にある必要な物と不要な物の仕分け作業、不用品の処分作業も少しずつ進めておくと、ご家族の遺品整理の手間を省くことができます。これからも使う物と捨てるものに選別し、不用なものは処分します。また、不用品の処分については専門の業者、買取業者への買取査定を申込みすることもお勧めです。
プロの手を借りよう
とはいえ、いざ生前整理をしようと思っても、何から手を付けたらいいか分からないという方が少なくありません。
これまで使わなかった物さえ、どれもこれもまだ必要に思えてきますし、捨てるなんて勿体ないとか、使うことがあるかもしれないと迷いが生じます。自分自身では整理がなかなか進まないので、プロの手を借りるのもおすすめです。
不用品回収業者の中でも、遺品整理士といった専門資格を持つ方もいます。本来、死後の遺品整理を行う資格を持つ方ですが、生前整理の相談にも応じてくれます。
買取により老後の資金もゲット
生前整理をしていくと、予想以上にお宝が眠っているものです。ブランド品や宝飾品をはじめ、未使用のままの家電製品やまだ使える高級家具やアンティーク家具、健康家具や美容家電など中には処分費用を払わず、買い取ってもらえるものもあります。
人間の最期の時はいつ来るか分からず、まだまだ長生きすることが期待されます。年金の不安な時代に、生前整理で要らない物を売ることで老後の生活費や医療費、介護費用など安心のお金に換えましょう。
生前整理や不用品回収をご検討の方は関西クリーンサービスへご相談ください。少量から大量の不用品までまとめて回収対応しております。出張お見積もり、出張査定もすべて無料で対応しておりますので、お気軽にお問合せください。
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