ゴミ屋敷が珍しいことではなくなった時代
ゴミ屋敷が初めて話題となり、テレビで取り上げられるようになったとき、ゴミで足の踏み場もない状態の家を見て、強いショックを受けた人も多いのではないでしょうか。
またショックを受けるだけではなく、なぜ家の中がゴミで散乱しているのだろうか、なぜ掃除をしないのだろうかと理解に苦しんだのではないかと思います。
このゴミ屋敷の問題はやがて社会問題となり、日本中至る所にあることが明らかになってきました。
悪臭などで近所に迷惑をかけるようになり、大きな問題としてクローズアップされるようになるのですが、誰にも知られずに家の中がゴミだらけという人もおそらく数えきれないほどいるのではないかと思われます。
これは深刻な問題なのです。
ゴミ屋敷になる理由
ゴミ屋敷の家主は、昔からゴミを捨てることができなかったわけではない場合が少なくないようです。
たとえば、病気やケガでゴミ出しができなくなったということもあるでしょう。伴侶と死別し、寂しさからゴミを捨てる気力がなくなってしまったという人もいます。
あるいは、これも現代の大きな社会問題となっているのですが、引きこもりとなってしまい、家から出ることができなくなってゴミがいつのまにか溜まっていったという人もあるようです。
さらには人のゴミをゴミ捨て場から持ち帰ってくる孤独な一人暮らしの老人もいるようです。どうやらそのゴミの中に様々な生活感を感じるらしいのです。
このようなゴミ屋敷となってしまう背景は様々ですが、精神的な問題を抱えているケースが多いのです。
ゴミ屋敷のままはNG
どのような理由であれ、家の中をゴミで散乱させることは精神的な問題をさらに悪化させるのと同時に、肉体的な健康の面でも大きな問題となります。また、火災を起こしてしまうリスクもありますので、何とかしなければなりません。
もし、自分の力で片付けることができないのなら、プロの回収業者に頼んで、綺麗にしてもらうという手もあります。ゴミを片付けることができれば、生活も大きく改善されることでしょう。