ウォーターサーバーを処分する際は、ご自身の契約がレンタルなのか買取なのかを確認しておくことが大切です。どちらの契約なのかによって、処分方法が異なります。

 

また、粗大ごみとして処分する場合は、自治体によってルールが異なる点にも留意する必要があります。それぞれについて、以下で詳しく確認していきましょう。

ウォーターサーバーを処分する際は、まず契約がレンタルなのか買取なのかを確認しましょう。レンタル契約であれば、メーカーに連絡して引き取ってもらうことが可能です。

 

レンタルしたウォーターサーバーの返却方法は、「業者に自宅まで引き取りに来てもらう」か、「自分自身で梱包してメーカーに発送する」かの2通りです。どちらが適用されるかは各メーカーで異なるので、ご自身の契約しているメーカーに問い合わせて確認しましょう。

 

なお、多くのメーカーではウォーターサーバーの利用に「最低利用期間」を定めています。たとえば最低利用期間が2年間だった場合、2年未満の期間でレンタルを終了すると、違約金が発生してしまいます。損をしないためにも、返却を依頼する前に、ご自身の契約内容を確認しておきましょう。

買取契約のウォーターサーバーの場合は、メーカーに返却ができないので、自分自身で処分する必要があります。

 

ウォーターサーバーはサイズが大きいため、自治体にごみとして出す際は粗大ごみ扱いになります。しかし、自治体によっては粗大ごみとして回収できないところもあるので、必ず事前にお住まいの自治体に問い合わせるようにしましょう。

ウォーターサーバーを粗大ごみとして出す際の主な注意点は、そのサイズと使用用途です。自治体によっては、収集可能な粗大ごみの大きさに上限を設けている場合があります。ウォーターサーバーは分解なども難しいため、規定サイズを超えている場合は、別の処分方法を検討する必要があります。

 

たとえば、神戸市では以下の重量・大きさを超えるものは、大型ごみ（粗大ごみ）として回収できないと定めています。
“単品で重量が70kg超えるもの、体積が2.5立方メートルを超えるもの”
引用：大型ごみ｜神戸市

 

また、粗大ごみは家庭で使用していたものが対象なので、お店などで使っていたウォーターサーバーは粗大ごみとして出すことができません。そのような場合は「事業系ごみ」扱いになるので、自治体で処分したい場合は、別途問い合わせを行う必要があります。たとえば、大阪市では事業系ごみの処分方法を以下のように定めています。
“事務所・店舗・工場などから排出される大型ごみは、ごみの素材・材質により一般廃棄物と産業廃棄物に区分のうえ、それぞれの廃棄物を処理できる許可を有する業者に委託してください。
（注）大阪市の「粗大ごみ収集受付センター」では、受付できません。”
引用：事業系ごみの適正処理　Q＆A｜大阪市

ウォーターサーバーを処分する際、サーバー本体だけでなく、水が入っていた空き容器を処分する必要もあります。ウォーターサーバーで使用されるボトルは、繰り返し使用できる「リターナブルボトル」と使い捨ての「ワンウェイボトル」の2種類があり、それぞれに処分方法が異なります。

 

リターナブルボトルは、再利用するために回収するのが一般的です。勝手にごみとして処分すると、別途料金を請求されてしまう可能性があるので、メーカーに回収してもらうまで保管しておくようにしましょう。

 

ワンウェイボトルは使い捨てを前提としているため、利用者側で処分して問題ありません。ただし、ペットボトルやビニールなど、メーカーによって使われている素材が異なるため、ごみとして出す場合は、素材に応じて適切に分類するようにしましょう。

先述のように、ウォーターサーバーを買取契約している場合は、ご自身で処分する必要があります。

 

ウォーターサーバーの主な処分方法は、「粗大ごみとして処分する」「リサイクルショップに売却する」「ネットオークション・フリマアプリに出品する」「不用品回収業者に処分を依頼する」の4種類です。

 

それぞれにメリットもあればデメリットもあるので、ご自身に合った方法を選んで処分しましょう。

家庭で使っているウォーターサーバーであれば、粗大ごみとして処分できる可能性があります。ただし先述のように、自治体によってはサイズ規定が設けられていることがあるので、必ず事前に電話やインターネットで詳細を確認するようにしてください。

 

粗大ごみの出し方は自治体によって異なるものの、おおむね以下の流れになっています。

粗大ごみは事前予約が必要なことが多いので、処分までに時間がかかる可能性があります。そのため、なるべく早く手放したいというニーズの場合は不向きな方法といえます。

 

また、収集場所までは自分自身で運ぶ必要があるので、ウォーターサーバーの重量や大きさによっては難しいこともあるでしょう。そのような場合は、他の処分方法を検討する必要があります。

状態の良いウォーターサーバーであれば、リサイクルショップに売却できる可能性があります。

 

お店によっては、自宅まで出張買取に来てくれるケースもあるので、ウォーターサーバーを運び出す手間をかけずに処分できます。また、無事に買取が成立すれば処分費用もかからず、臨時収入を得ることが可能です。

 

ただし、リサイクルショップに買取を依頼したからといって、必ず処分できるわけではありません。状態が悪かったり型式が古かったりする場合は、買取を拒否されてしまう可能性があります。

 

特に近年はレンタル契約のウォーターサーバーが増え、中古のウォーターサーバー需要は少なくなってきているため、注意が必要です。

ネットオークションやフリマアプリを使えば、自宅から簡単にウォーターサーバーを出品することができます。リサイクルショップと異なり販売価格は自分自身で設定できるため、より高い金額で売却できる可能性が高まります。

 

しかし、ネットオークションやフリマアプリで売却が決まった場合、梱包や発送の手続きは自分で行う必要があります。ウォーターサーバーはサイズが大きく、重量も重いものが多いので、想定以上の手間がかかる可能性が高いです。

 

また、販売の際に発生する手数料や送料にも注意が必要です。設定金額によっては、臨時収入が得られるどころか、手間をかけたにも関わらずマイナス収支になってしまうこともあり得ます。

 

それに加え、ネットオークションやフリマアプリに出品したからといって、すぐに売れるとは限りません。長期間売れない場合は、保管場所が必要になってきます。そのため、手早く処分したい場合は他の処分方法を検討しましょう。

手間をかけず、手早く確実にウォーターサーバーを処分したいなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

 

状態が悪く壊れていたり、型式が古くて需要の少ないウォーターサーバーであっても、問題なく回収してもらうことができます。また、希望の日程・時間帯を指定して、自宅まで引き取りに来てもらうことも可能です。そのため、ウォーターサーバーを部屋から運び出す必要もありません。

 

また、不用品回収業者なら、ウォーターサーバー以外の不用品もまとめて引き取ってもらえます。面倒な分別などの必要もないので、引っ越しなどで大量の不用品が発生した際には、特におすすめです。

関西クリーンサービスでは、ウォーターサーバーをはじめ、さまざまな不用品・粗大ごみの回収を承っております。

 

大きくて重いものもスタッフが丁寧に運び出しますので、手間がかからないのはもちろん、お部屋に傷などを付けず、安全に処分することができます。ご希望の日時指定もでき、最短翌日の処分も可能です。

 

また、自治体での処分が難しい事業利用のウォーターサーバーについても、関西クリーンサービスならすぐに処分させていただきます。ご家庭やお店での不用品処分でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

ウォーターサーバーは、メーカーからレンタルしているものは返却できますが、買取のものはご自身で処分する必要があります。

 

自治体によっては粗大ごみとして処分できない場合もあり、できる場合も手続きや搬出に手間がかかります。手早く確実に処分したい場合は、不用品回収業者などを利用することをおすすめします。

 

今回ご紹介したことを参考に、ご自身に合った方法で、正しくウォーターサーバーを処分するようにしましょう。