本の処分方法を簡単に要約
-
1
自治体で本は古紙や資源ごみに出せる
-
2
まだきれいな本や希少価値の高い本はリサイクルショップや古本屋で買取してくれる
-
3
自分で売るならフリマアプリやオークションサイトがおすすめ
-
4
NPO法人や教育機関など本の寄付を受け付けているところもある
-
5
手間なく大量の本をまとめて処分するなら不用品回収業者がおすすめ!
本は原則「古紙」か「資源ごみ」|自治体のルールを確認しよう
本を自治体のごみに出すときは、一般的に廃棄ごみとして処分するのではなく「古紙」や「資源ごみ」として無料で回収されることが多です。しかし、自治体としての回収は行わず各地域ごとに資源回収を任せているケースもあります。
そのため、あなたの住む自治体における区分を確認してみましょう。以下では、大阪府・京都府・奈良県の主要都市における本のごみ区分についてまとめます。
自治体 | 区分 | 収集頻度 |
奈良市 | 古紙類・布類など | 自治会等の集団資源回収又は資源回収業者へ出してください |
堺市 | その他の古紙 | 自治会やこども会などで実施する地域の集団回収に出してください |
京都市 | 雑がみ | 月2回 |
大阪市 | 古紙・衣類 | 週1回 |
このように本の多くは「古紙」として扱われますが、自治体によって回収方法や頻度は異なります。あなたの住む自治体のホームページを確認してみてください。
本を捨てる際の注意点
本を処分する際には資源化(リサイクル)を前提として回収されることが多いです。しかし、中にはリサイクルできない種類の紙もあるのです。以下では本を処分する際の注意点を解説します。
本は大事な再生資源!リサイクルを心がけよう
日本全国で排出される紙ごみは、年間約1800万トンにも上ると言われています。一方で日本の古紙利用率・回収率は世界でもトップクラス。再度、菓子箱や段ボール箱などの製品に生まれ変わって利用されています。
本などの紙をリサイクルするために最も大事なことは、金属やプラスチックのパーツは取り除きしっかりと分別することです。リサイクルにかかるコストを抑えることにもつながります。本を処分するときは燃えるごみに出すのではなく資源回収を利用するよう心がけましょう。
資源ゴミに出すときは大きさを揃えてひもで縛る
多くの自治体では、本を資源ごみに出す際に大きさをそろえてひもで縛るように定められています。これは、回収する作業員が一目で「古紙」だと判断するためといった理由が一般的です。
スーパーの袋やダンボールに入れて資源ごみに出すと、他のゴミと間違われて回収されずに取り残される可能性がありますし、もし回収されたとしても、リサイクル品を作る際に障害となってしまいます。
また、本の大きさを揃えず縛ってしまうと、うまく固定されずにズレ落ちてしまうことがあります。
本を処分する際には、必ず大きさを揃えてひもで縛るようにしましょう。
リサイクルできない紙もある
紙のなかにも、資源リサイクルができない種類の紙があります。
☑臭いのついた紙 (石けんの包み紙、洗剤や線香の紙箱など)
☑汚れた紙 (油のついた紙、使用済みのティッシュペーパーなど)
☑防水加工された紙 (紙コップ、紙皿など)
☑合成紙 (プラスチック製品で、正確には紙でないもの)
☑複合素材の紙 (プラスチックフィルムやアルミ箔などを貼り合わせたもの)
これらの紙で製本された本、汚れや臭いの付いた本はリサイクルできません。燃えるごみや材質に合った分別でゴミに出しましょう。
一方で、日焼けや色褪せ、破れのある本はリサイクルできます。
名前や個人情報を記入した部分は切り取る
本に名前を書いたことはないでしょうか?学校で使っていた、貸し借りをした、など理由は様々あれど、誰しも一度は本に名前を書いたことがあるでしょう。
実は「氏名」だけでも立派な個人情報にあたります。住所や生年月日が一緒に記載されていなければ個人の特定はされにくいと考える人もいますが、個人情報保護委員会のガイドラインでは氏名のみでも個人情報に該当するとされており、その理由は以下の通りに記されています。
❞本人と同姓同名の人が存在する可能性もありますが、氏名のみであっても、社会通念上、特定の個人を識別することができるものと考えられますので、個人情報に該当すると考えられます。❞
引用先:個人情報保護委員会
このことからも分かるように、名前を書いた本をそのまま処分することは、個人情報漏洩の危険があります。
古紙回収は袋を縛る方法ではなく、紙袋に入れたりひもで束ねて捨てることが多いため、特に個人情報が流出しやすいのです。そのため、本に個人情報が記載されている場合は、文字が読めなくなるように細かくちぎったり、はさみで切ったりして捨てましょう。
また、故人情報を隠すスタンプや家庭用シュレッダーなどの便利な道具もありますが、ちぎるだけでも十分な対策になります。
本の状態や量によって処分方法を考えよう
処分しようとしている本がまだ綺麗で読める本なら、捨てるのはもったいないかもしれません。
傷や汚れがなく、ページもシミや書き込みのない綺麗な状態の本や、入手困難な希少な本や売れ筋の本などは、中古市場でも人気が高いため、高い販売価格で売れることがあります。そのため、買取業者や古本屋に本の査定を依頼し、売れなかった本のみを古紙回収に出すのもおすすめです。
また、売れない、リサイクルできない汚れた本は不用品回収業者に依頼するなど、本の状態によって処分方法を検討するのも良いでしょう。
自治体の回収以外で、本を処分する方法
本は自治体のごみ回収に出す以外にも次のような形で処分できます。
リサイクルショップ、古本屋で買い取ってもらう
専門書や希少本など、希少価値の高い本は中古品の需要があり、古書店やリサイクルショップなどで買い取ってもらうことも期待できます。特に古い本は一見すると価値が無いようにも思いますが、実は絶版になった貴重な本であることも。
仮に買い取り不可だった場合でも、無料で引き取ってくれることもあるため、不要な本をお金をかけずに処分することが可能です。事前に写真などで査定ができたり、大量の本をまとめて査定してもらったりすることができます。
本をなるべく高く売るには、以下の3つのポイントがあります。
-
1
キレイな状態で売る
-
2
まとめて売る
-
3
「売りどき」を見逃さない
どんなものにも共通して言えることですが、状態が良い方がより高く売れます。
ほこりをかぶっていたら拭き取った方がいいですし、値段シールなどがついていた場合も、綺麗に剥がしておく方が高く売れる確率が上がります。
また、巻数が揃っている、いわゆる「セット売り」は、高値が付きやすいです。
まだ完結していないものでも、既刊がすべてそろっている方が高く売れることが多いです。
そして、漫画や小説に多いことですが、アニメ化やドラマ化、映画化が決まったり、賞を受賞した作品は需要が増えるので、高額で買取される可能性が高くなります。
しかし、人気がありすぎてたくさん刷られていると、市場にあふれてしまい供給過多になって、あとあと値段が付かなくなるという可能性もあります。
あとあと人気になるかも、映画化するかも、と思って無理して保管していても、高値が付かなければ意味がありません。
いちばん高く売れる時期を狙わず、人気の波が引いてしまう前に売るのをおすすめします。
このように、リサイクルショップなどで買い取ってもらえれば、臨時収入を得られるという点も嬉しいポイントです。
ただし、業者によっては状態が悪い本は買取対象外だったり、査定額が低かったりするので注意しましょう。
オークションサイトやフリマアプリに出品する
近年では、不要になった本をオークションサイトやフリマアプリに出品する人が多くなっています。写真をアップするだけで手軽に出品できるので、いつでも売りに出すことができます。
また、もともとの販売価格が高くはなくても、コミックから雑誌、写真集など幅広いジャンルの本が多く取引されています。
自分で価格を決められるのもメリットのひとつです。
購入希望者とのメッセージのやり取りや、梱包・発送作業の手間はかかりますが、ゴミになるはずだった本を売って、臨時収入を得られるというのは嬉しいポイントでしょう。
NPO法人や教育機関に寄付をする
NPOなどの民間団体に本を寄付することで、不要な本を誰かの役に立てることができます。
民間団体によっては、寄付された本をどのように活用するかは異なっており、途上国への支援物資として直接送られたり、売却して得たお金で別の支援活動に役立てたりすることもあります。
ただし民間団体に寄付をする場合には、送料を自分で負担しなければならないことが多いので、注意が必要です。
団体によっては、1箱3,000円などと金額を決めて寄付を募っているケースもあります。発送方法や料金は団体ごとに違いがあるため、寄付を募る団体のウェブサイトをチェックしておきましょう。なかには無料で寄付を受け付けている団体もあるため、費用をかけずに処分することも可能です。
寄付支援活動を行う団体
セカンドライフ(NPO法人グッドライフ)
https://www.ehaiki.jp/second/
いいとこシップ(一般社団法人いいことファーム)
https://eco-to-ship.jp/
NPO法人ワールドギフト
https://world–gift.com/
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に本の回収を依頼して処分することもできます。
不用品回収業者は、本を分別する必要がなく、ページが抜けたり表紙が破れたりしていても、本の種類や状態に関わらず引き取ってくれます。
価値のある本は買取に対応している業者もあり、処分料金を抑えられることも。
大量にあって重たくて自分では運べないといった場合でも運び出しから回収まですべて依頼できるところが多いので手間もかかりません。
また本のほかにも、本棚や家電、家具など様々な種類の不用品を一度に引き取ってもらうことができます。
一括して処分したい場合には、おすすめの方法です。
本と一緒に処分しやすい不用品
大量の古い本を処分する場合、不用品回収業者の利用が最も楽ちんでおすすめです。また、不用品回収業者であれば次のような他の不用品も一度にまとめて引き取ってくれます。
・本棚
・ダンボール
・おもちゃ・ゲーム機
・古い家具や家電
特に家具や家電を買い替えた場合、それまで使っていたものが不要になるでしょう。こうした不用品は買取価格の査定を受けた上で廃棄するのがおすすめです。不用品回収と合わせてリサイクルショップを運営している業者であれば、買取りと処分が同時にできます。
本のみならず、買取りも含めて複数の不用品を一度に処分したいとお考えの場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
本の処分なら関西クリーンサービスにお任せください
関西クリーンサービスでは、本、本棚、ダンボール、古くなった家具・家電をまとめて回収!
不用品回収の他に買取にも対応しているため、処分と売却を同時に見積もりすることが可能です。
処分前に分別する必要は一切なく、そのままの状態でスタッフが引き取りに伺います。
一軒家を丸ごと片付けたい、マンションの退居前に清掃も依頼したいというご相談にも同時にお応えします!不要品処分と併せてお困りごとがある場合はお気軽にお問い合わせください。
【まとめ】本は資源回収もしている!大量の不用品と一緒に処分するときは不用品回収業者へ
今回の記事では本の処分方法を解説しました。記事のポイントをまとめると次の通りです。
-
1
本は多くの自治体で「古紙」に分類される
-
2
特殊な加工を施されているものは、リサイクル出来ない
-
3
慈善団体への寄付、ネットオークション等での販売も可能
-
4
不用品回収業者なら、本棚もまとめて回収可能
少量の本であれば自治体のルールに従ってごみとして出す形が最も楽でしょう。
一方で、大量の食器が溜まっている場合は不用品回収業者に一度に引き取ってもらう形が手間がかからず、おすすめです。
同時に古くなった家具や家電の査定を受けると、処分と買取を同時に実行できて一挙両得となります。
本の処分にお困りの場合は、ぜひとも当社にご連絡ください!電話一本からお見積り可能です!
本の処分に関するよくある質問
お客様B
本棚ごとすべて処分したいです。不用品回収業者に依頼する場合、棚から出して分別した方がいいですか?
関西クリーンサービス
そのままで大丈夫です!関西クリーンサービスは分別・梱包作業も行いますので安心してすべてお任せください。