結論から述べると、ひな人形を処分する際に供養は必要ありません。しかし、ひな人形は本来、女の子に降りかかる災いを身代わりになって一生引き受けてくれるものと信じられてきました。そのためお子様の成長とともに長く健康を守ってくれたひな人形をそのままごみとして出すことに抵抗を覚える方も多いでしょう。

 

そのような場合は、あなたの気持ちを整理する目的で次の方法を試してみてください。

感謝の気持ちを持って雛人形を処分するには、神社やお寺で供養を依頼するといいでしょう。

 

全国の神社やお寺では年間を通して人形供養を執り行っていることもあれば、定期的に「人形供養」が開かれていることもあります。供養は1,000円〜5,000円程度をお納めする場合が多いです。

 

中には、供養の後のお焚き上げの形でひな人形を燃やしてくれるところもあります。

 

また、寺社によって持ち込みのみ受け付けている場合や事前に郵送で申し込みできる場合など、申し込み方法も様々です。供養を依頼するときは事前に問い合わせて確認するといいでしょう。

ひな人形をごみに出して捨てる場合でも、お清めの塩を入れて処分する方法があります。

 

お清めの塩は、葬儀に参列した後などに、身を清めて穢れを家に持ち込まないようにする意味合いがあります。人形を捨てるときにも、浄化してもらうために少量の塩を一緒に袋に入れると気持ちに整理をつけてすっきりすることができます。

以下では、大阪府・京都府・奈良県の主要都市におけるひな人形のごみ区分についてまとめます。

このようにひな人形は、自治体によって燃えるごみに分類されるか、燃えないごみに分類されるかが異なります。また、ガラスケースに入ったひな人形や台座など、30cmを超えるものやゴミ袋に入らないサイズは粗大ごみに分別されます。

 

お持ちのひな人形のサイズによりごみ区分が異なるので、お住まいの自治体にルールを確認してみてください。

ひな人形を処分する際は気持ちに区切りを付けることが重要です。しかし、気持ちに区切りを付けたとしても実際の処分には大変なところも多いです。以下では、ひな人形を処分する際の注意点をまとめました。

供養の意味を込めて、ひな人形を焚き火等で燃やすのは廃棄物の処理及び清掃に関する法律の16条の2に違反し、次のいずれかもしくは両方の罰を受ける恐れがあります。

 

• 5年以下の懲役
• 1,000万円以下の罰金

 

そのためひな人形を燃やすのは絶対に避けてください。自宅の敷地内であっても焼却処分は違法になります。

お寺や神社にひな人形の供養を依頼するときは、どんなものが供養できるかしっかりと確認しましょう。ガラスケースや金属の飾りはお焚き上げができたいため、付属品を一切受け付けていないケースもあります。

 

その場合、付属品は材質ごとに分別して処分しなくてはなりません。一部の付属品が処分できずに残ってしまうこともあるので、ひな人形は不用品回収業者に引き取ってもらうのが最も楽な処分方法となります。

ひな人形は自治体のごみ回収に出す以外にも次のような形で処分できます。

前述した通り、神社・お寺の中にはひな人形の供養を行い、最終的にお焚き上げとして燃やしてくれるところもあります。供養から処分まで一つの場所でできるため、手間がかからずおすすめの方法です。

 

お焚き上げを依頼する際にひな人形を持参する必要があるか、郵送することができるかは神社・お寺により異なるため問い合わせてみましょう。また、ひな人形本体のみならず、台座や各種の付属品も一緒に供養できるかどうかも確認してみてください。

不要なひな人形をお金に替える手段としては、次の場所での売却があります。

 

• ネットオークション
  フリマアプリ
  リサイクルショップ（骨董品や美術品を扱う買取業者）

 

ただし、ネットオークションやフリマアプリを利用する場合、ひな人形の写真を撮り、状態などに関する説明文を作る手間がかかります。また、古いものや状態の悪いものは売れない場合もあります。

 

また、人間国宝に認定されている人形師の手によるひな人形ともなれば、工芸品・美術品としての価値が高く骨董品や美術品を扱う買取業者での高価買取も期待できます。

手間をかけずに大量のひな人形をすぐに処分したいとお考えの場合は、不用品回収業者に引取りを依頼する方法もあります。一度に処分する量に制限もなく、電話1本で回収に来てくれるため処分に手間がかかりません。

 

またリサイクルショップの運営も行う業者であれば、引取りと買取りを同時に行ってくれるケースもあります。古いひな人形の多くには値段はつきませんが、希少価値のあるものを同時に処分する際は臨時収入が期待できるかもしれません。

 

また、買取りであれば次の利用者も見つかりやすくなるでしょう。あなたのひな人形が次の誰かに大切にされることにもつながるので、ぜひ検討してほしい処分方法です。

 

ひな人形を最も楽に処分する方法は、不用品回収業者の利用です。古いものや、大型のものも引取りが可能です。また、電話一本で引取りに来てくれるケースもあり、処分までに時間もかかりません。

 

不用品回収業者であれば、次のような不用品も一度にまとめて引き取ってくれます。

 

• 五月人形
  その他のイベント用品
  日本人形
  骨董品
  おもちゃ

 

そのため一度の依頼で倉庫や物置の中を一気に片付けることも可能です。お子様の成長などにより不要になったものは不用品回収業者を利用してまとめて処分するのがおすすめです。

関西クリーンサービスでは、合同供養もふまえてひな人形の処分に対応させていただくことができます。また古いおもちゃなども積極買取しておりますので、引取りと買取査定を同時に実施いたします。

 

小型のひな人形から大型のひな人形、さらには大量の不用品処分まで何でも対応できるので、ぜひともお問い合わせください。電話1本で、即日対応させていただきます。

愛着のあるひな人形の処分には抵抗を伴うものです。その場合は、供養も利用しながらあなたの気持ちに区切りをつけて、負担のない方法で処分してください。

 

ひな人形と五月人形、その他のイベント用品などをまとめて処分する場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。運搬の手間もなく、様々な素材が組み合わさったパーツもまとめて回収可能です。ひな人形の処分は、ぜひとも当社にご相談ください。