以下の表は、大阪府・京都府・奈良県の主要都市における洗濯機のごみ区分についてまとめたものです。

 

 

このように洗濯機は原則として自治体による収集の対象となっていません。洗濯機は、テレビ、電気冷蔵庫、エアコンなどとともに家電リサイクル法に基づいた処分が必要であり、自治体では回収できないのです。そのため、洗濯機は後述する別の方法で処分する必要があります。

 

これらの電化製品は、リサイクル家電4品目と言われ、貴重な資源のリサイクル促進を目的として、排出者が費用を負担して家電量販店やメーカーへ引き渡すことが定められています。

 

もしも不法投棄などを行った場合は、5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金という厳しい罰則が科せられます。洗濯機を含めたリサイクル家電は正しい処分方法をとりましょう。

 

リサイクル家電4品目とは・・・

洗濯機の処分方法をご紹介する前に、捨てる際の注意点も確認していきましょう。洗濯機はリサイクル家電であり、取り扱いを誤ると危険が生じます。そのため注意点を把握した上で、実際の処分方法を確認してみてください。

洗濯機を処分する際は、事前に水抜きをする必要があります。水抜きは給水ホースと排水ホースの両方に対して行う必要がありますが、具体的な手順はメーカーなどにより異なります。そのため、洗濯機の水抜きは説明書の記載を参考に行いましょう。

 

以下では縦型洗濯機の最も一般的な水抜きの方法を紹介します。

給水・排水ホースを取り外すときは、ホースの中に残った水がこぼれることがあるため洗面器で受けるなどして注意してください。

 

給水ホースや排水ホースは、水抜き後に取り外しても、洗濯機に取り付けた状態で保管しても問題ありません。取り外した際は、細かなパーツとともにビニール袋に入れて、洗濯機の中に保管すると紛失を防ぐことができます。

 

【洗濯機に付属のパーツ】

・給水ホース

・排水ホース

・給水ジョイント（ニップル）

・お湯取ホース

※賃貸物件の場合、排水ホースと防水版を接続するL字型の配管（エルボ）は、物件の設備ですので注意してください。

洗濯機は非常に重く、大きいため運搬には注意が必要です。特にドラム型洗濯機には70kg以上のものもあり、単独で運搬できない場合があります。必ず2人以上で運搬しましょう。無理に運搬しようとすると、床や壁に傷をつけてしまう恐れもあります。

洗濯機を処分する際は、家電リサイクル法によって消費者がリサイクル料金を負担して処分することが定められています。

 

費用の負担を避けるため、人気のない山道などに捨てられるケースも見られるのです。また、消費者自身ではなく、不用品回収を行っている業者の中にも不法な行為をする業者が存在するのも現実です。

 

もしも不法投棄を行った場合は、捨てた人が誰かに関わらず、元の所有者に5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金という厳しい罰則が科せられます。

洗濯機は自治体のごみ回収に出す以外にも次のような形で処分できます。

家電量販店などの店舗を利用して、次のような形で洗濯機を処分することができます。

 

・洗濯機を買い替えた際、古い洗濯機を引き取って（下取りして）もらう
・処分対象となる洗濯機を購入した店舗で引き取ってもらう

 

家電量販店の中には、不要になった洗濯機を下取りして買い替え時の値引きやポイント還元を実施していたり、買取に対応したりする店舗もあります。本来かかるはずのリサイクル料がかからないだけでなく、お得に洗濯機を処分することができるため、買い替えによって洗濯機を処分する場合におすすめです。

 

ただし、買い替えを伴わない処分の際には「リサイクル料金、運搬費用、」がかかります。具体的な金額は店舗や、取り外しを行う業者により異なりますが、相場は5,000円〜10,000l円です。

製造から5年以内を目安として、リサイクルショップで洗濯機を買い取ってもらえる場合があります。リサイクルショップで買い取ってもらう際に、運搬や取り外し工事を無料で行ってもらえる場合もあります。また、洗濯機自体も現金化できるため非常にお得です。

 

しかし、実際に買取可能かどうかは、洗濯機の使用年数やモデルにより変わります。状態の悪いものや人気のないモデルは買取が難しい場合もあるので、リサイクルショップに確認してみてください。一般的には、縦型よりもドラム型の方が買い取ってもらえる場合が多いです。

引越しを機会に洗濯機を処分する場合は、引越し業者に引取を依頼することも可能です。販売店の引取サービスと同じく、自分で運び出しや処分の手続きをする必要がないため、非常に楽な方法といえます。

 

引越し業者によっては洗濯機を必ず回収してくれるのか、料金はかかるのか、引取の条件や費用は異なるため、引越し業者を利用する際には引き取りサービスの有無と、引き取り料金を確認しておきましょう。

上述のようにリサイクル家電は買い替えや購入した店舗に引き取ってもらうのが一般的で、自治体での処分はできません。しかし、昨今は処分だけ依頼したい場合や購入店がわからない場合に利用できる、リサイクル家電回収業者と提携する自治体が増えています。

 

自治体提携のため、不法投棄など不法な業者の被害に逢う心配がなく安心して利用できるでしょう。

 

回収方法は、自治体連携業者（リネットジャパンリサイクル株式会社）のサイトから申込をするだけ。回収時に料金が確定され、直接支払います。

 

リネットジャパンリサイクル株式会社

https://www.renet.jp/sg-renet/

購入した店舗がわからない場合や、すぐに処分したい場合は、指定取引所に洗濯機を持ち込んで処分できる場合もあります。上述のリサイクル家電回収サービスと同じく、自分で取り外しができる場合や取り外した状態の洗濯機を処分したい場合に利用するといいでしょう。

 

その場合は、あらかじめ郵便局で購入できる家電リサイクル券を自分で購入してから指定取引所へ持ち込みます。リサイクル料は処分したい電化製品のメーカー、品目、サイズによって異なるため、3つの項目を確認しておく必要があります。

 

そして、リサイクル券を購入したら、家電リサイクル券に振替払込受付証明書を貼り付けて処分品と一緒に持ち込みます。

 

持ち込み可能な指定取引所検索

https://www.e-map.ne.jp/p/rkcsymap/

手間をかけずに確実に洗濯機を処分したいとお考えの場合、不用品回収業者による引取りを利用するのがおすすめです。自ら洗濯機を持ち込む必要もなく、使用年数やモデルを問わず引き取りができるためです。

 

またリサイクルショップの運営も行う業者であれば、引取りと買取りを同時に行ってくれるケースもあります。そのため洗濯機の買取査定を受けた上で、価格のつかないものを引き取ってもらうような対応を依頼することもできます。

洗濯機は自治体の通常のごみ回収を利用して処分できないため、手間をかけずに処分したい場合は不用品回収業者を利用しましょう。不用品回収業者であれば次のような不用品も一度にまとめて引き取ってくれます。

 

・他のリサイクル家電（エアコン、冷蔵庫、洗濯機など）
・乾燥機
・バスグッズ
・不要な衣類
・寝具

 

このように古くなった日用品や家電をまとめて処分可能です。

 

これらの不用品についても、引取りと同時に買取りにも対応できる業者もいます。使用年数が短いもの、人気のモデルは買取りの対象として、それ以外のものは引取りの対象としてもらうこともできます。いずれの場合も、一度の手間で複数の不用品を処分できるため効率的です。

関西クリーンサービスでは、洗濯機、乾燥機、バスグッズ、不要な衣類、他のリサイクル家電などをまとめて回収いたします。使用年数、モデルを問わず回収可能で、状態も問いません。

 

少量であればお電話1本で概算見積もりを実施し、大量の不用品がある場合は現地見積もりをさせていただきます。追加費用がかからない積み放題プランとして17,000円〜用意しているので、お客様の処分品の量に合わせて最適な価格で対応可能です。

 

また、当社では不用品の買取りにも同時対応いたします。ドラム型洗濯機や、使用年数が短いもの、人気のモデルには買取価格をつけられる場合があるため、ご相談ください。

今回の記事では洗濯機の処分方法を解説しました。記事のポイントをまとめると次の通りです。

洗濯機はリサイクル家電であり、処分方法が限定されています。買い替え時に、店舗に引取りを依頼するのが楽ですが、運搬費用などの一定の手数料が発生します。

 

買取りの対象となる新しい洗濯機や人気モデルを処分する場合は、不用品回収業者を利用して買取査定を受けて、買取りの難しいものは引取りしてもらいましょう。